危険物取扱者試験例題集

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例題集 NO5 問題

 例題は法令15問、物理化学10問、性質10問が1パターンになります。

例題集 NO5 解答・解説

危険物に関する法令
問題1 法令上、危険物の説明として、次のうち正しいのはどれか。 

(1)

特に危険な危険物は、特類に分類されている。 

(2)

第一類から、第六類に分類されている。 

(3)

甲種、乙種、丙種危険物に分類されている。 

(4)

常温(20℃)において固体、液体、気体がある。 

(5)

第一類から、第六類まで危険性の度合いで分類されている。

解答・解説

問題2 法令上、予防規程について、次のうち正しいものはどれか。 

(1)

すべての製造所等の所有者等は、予防規程を守らなければならない。 

(2)

予防規程を定めたときは、市町村長等の認可を受けなければならない。 

(3)

予防規程は自主保安について定めたものであるから、貯蔵及び取扱いの技術基準に適合しな い場合は、作成しなければならない。 

(4)

予防規程は、危険物保安監督者が作成しなければならない。 

(5)

自衛消防組織を設置している製造所等は、予防規程を定めなくてもよい。

解答・解説

問題3 第四類の危険物であるエチルアルコールを200L貯蔵している同じ場所に、次の危険物を貯 蔵した場合、法令上指定数量以上になるものはどれか。

(1)

ジエチルエーテル  20 リットル 

(2)

トルエン  40 リットル 

(3)

酢酸  200 リットル 

(4)

アセトン  300 リットル 

(5)

グリセリン 500 リットル 

解答・解説

問題4

法令上、屋外貯蔵所で貯蔵できる危険物の組み合わせで、次のうち正しいのはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
ガソリン  灯油  引火性固体(引火点0℃以上のもの) 
トルエン  重油  アルコール類 
硫黄  軽油  ジエチルエーテル 
動植物油  ギアー油  アセトアルデヒド 
二硫化炭素 シリンダー油 クレオソート油

解答・解説

問題5 災害時に消火活動するための保有空地を設けなければならない危険物施設の組み合わせは どれか。

(1)

一般取扱所 屋内貯蔵所 屋外貯蔵所

(2)

給油取扱所  製造所  簡易タンク貯蔵所(屋外) 

(3)

販売取扱所 給油取扱所 屋外貯蔵所 

(4)

地下タンク貯蔵所  屋内貯蔵所 製造所 

(5)

屋内タンク貯蔵所 屋外貯蔵所 販売取扱所

解答・解説

問題6 法令上、次の説明のうち誤っているのはどれか。 

(1)

製造所等の、位置、構造又は設備を変更する場合は、市町村長等への変更の許可が必要で ある。 

(2)

製造所等の設備を変更しないで、貯蔵する危険物の品名を変更する場合は市町村長等へ10 日前までに変更の届出が必要である。 

(3)

製造所等の、変更の工事に係る部分以外の全部又は一部を完成検査前に仮に使用する場合 は、市町村長等への仮使用の承認が必要である。 

(4)

製造所等の予防規程の内容を変更する場合は市町村長等への変更の認可が必要である。 

(5)

指定数量以上の危険物を、製造所等以外の場所で10日以内の期間、仮に貯蔵し、又は取扱 う場合は、所轄消防長又は消防署長への仮貯蔵、仮取扱いの届出を提出しなければならな い。

解答・解説

問題7 法令上、製造所等に設置する消火設備の区分として、次のうち誤っているのはどれか。

(1)

二酸化炭素消火設備  第3種消火設備 

(2)

泡を放射する大型消火器  第4種消火設備 

(3)

泡消火設備  第2種消火設備 

(4)

屋外消火栓設備  第1種消火設備 

(5)

乾燥砂 第5種消火設備

解答・解説

問題8 法令上、市町村長等が製造所等に使用停止命令を出す場合、その発令命令事由に該当しな いものはどれか。 

(1)

定期点検を行わなければならない製造所等において、それを期限内に実施していない場合。 

(2)

危険物保安監督者を定めなければならない製造所等において、それを定めていない場合。 

(3)

製造所等の変更工事に仮使用の承認を受けないで、工事以外の一部を使用した場合。 

(4)

無許可で製造所等の位置、構造、設備を変更した場合。 

(5)

製造所等で危険物の取扱い作業に従事している危険物取扱者が、免状の返納命令を受けた 場合。

解答・解説

問題9 移動タンク貯蔵所の定期点検について、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

定期点検の記録は、原則として3年間保存しなければならない。 

(2)

定期点検を実施しなければならないのは、移動タンクの容量が10,000L以上ののものである。 

(3)

定期点検は、位置、構造、設備が技術上の基準に適合しているかどうかについて行う。 

(4)

定期点検は、原則として1年に1回以上実施しなければならない。 

(5)

甲種、乙種(第4類)及び丙種危険物取扱者の立会いを受けた場合は、危険物取扱者以外 の者も定期点検を行うことができる。

解答・解説

問題10 法令上、危険物取扱者の免状の説明で、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

危険物取扱者免状はその試験に合格し、交付申請をしたものに都道府県知事が交付する。 

(2)

危険物取扱者が、法に基づく命令の規定に違反しているときは、免状の返納を命ずることが ある。 

(3)

危険物取扱者は免状の記載事項に変更があったときは、遅滞なく免状の書換えを申請しな ければならない。 

(4)

危険物取扱者の免状の交付を受けている者は、5年ごとに免状の更新手続きを行わなけれ ばならない。 

(5)

危険物取扱者の免状を亡失し、その再交付を受けた者が、亡失した免状を発見した場合 は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出しなければならない。

解答・解説

問題11 法令上、危険物保安監督者について、次のうち正しいのはどれか。 

(1)

危険物保安監督者を定める場合は、市町村長等の承認が必要である。 

(2)

屋外タンク貯蔵所、給油取扱所には、貯蔵し、又は取扱う危険物の類、及び指定数量の倍 数等に関係なく、危険物保安監督者を定めなければならない。 

(3)

危険物施設保安員の指示に従って、危険物保安監督者は保安の監督をしなければならない。 

(4)

危険物保安監督者を定めなければならない製造所等には、危険物保安統括管理者を定め なくてはならない。 

(5)

危険物保安監督者は、甲種、乙種、又は丙種危険物取扱者の中から選任しなければなら ない。

解答・解説

問題12 法令上、危険物取扱者の保安講習について、次の(   )うち正しいのはどれか。 
「製造所等において危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、当該取扱作業に従事 することとなった日から( A )以内に講習を受けなければならない。ただし、当該取扱作業 に従事することとなった日前( B )以内に免状の交付を受けている場合又は講習を受けて いる場合は、それぞれ当該免状の交付を受けた日又は当該講習を受けた日以後における 最初の4月1日から( C )以内に講習を受けることをもって足りるものとする。」
B 
(1)  2年 3年 4年
(2)  1年 3年 5年
(3)  2年 1年 3年
(4)  1年 2年  3年
(5)  3年 2年 4年

解答・解説

問題13 法令上、給油取扱所における危険物の取扱いの技術上の基準に適合しているものはどれ か。 

(1)

給油する車両のエンジンを止めずに給油するよう求められたため、そのまま給油した。 

(2)

原付自動二輪車に、鋼板ドラム缶から手動ポンプを使用して直接給油した。 

(3)

油分離槽に溜まった油をくみ取り、そのまま下水に流した。 

(4)

移動タンク貯蔵所から地下専用タンクに注油中、当該タンクに接続している固定給油設備を 使用して給油した。 

(5)

車の洗浄に不燃性液体の洗剤を使用した。

解答・解説

問題14 法令上、危険物の運搬方法及び運搬の技術上の基準として、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合は、危険物運搬車両に「危」の標識を掲げな ければならない。 

(2)

危険物を車両で運搬する場合は、積載量にかかわらず、当該危険物に適応する消火設備を 備え付けなければならない。 

(3)

運搬容器は収納口を密閉し、上方に向けて積載すること。 

(4)

危険物に適応した運搬容器に収納すること。 

(5)

危険物を運搬する容器は、摩擦や動揺を起こさないように運搬しなければならない。

解答・解説

問題15 法令上、製造所等における危険物の貯蔵及び取扱いの技術上の基準について、次のうち正し いのはどれか。 

(1)

危険物のくず、かす等は1週間に1回以上その危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その 他適当な処置をすること。 

(2)

危険物を焼却する場合は、安全な場所で安全な方法で行うこと。 

(3)

危険物を保護液中に保存する場合は、保存状態を確認するため危険物の一部を露出させて おくこと。 

(4)

危険物は海中や水中に流出、又は投下しないこと。 

(5)

可燃性蒸気が漏れる恐れのある場所で、火花を発する機械器具を使用する場合は、可燃性 蒸気に注意して使用すること。

解答・解説

基礎的な物理学及び基礎的な化学
問題16 物質の三態についての説明で、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

固体から液体に変化することを凝固という。 

(2)

液体が気体に変化することを気化という。 

(3)

ドライアイスを放置しておいたらなくなってしまった、というような変化を昇華といい、固体から直 接気体に変化することをいう。 

(4)

固体と、液体と、気体の3つの状態を、物質の三態という。 

(5)

液化とは気体から液体になることで、凝縮ともいう。

解答・解説

問題17 沸騰と沸点に関する説明で、次のうち正しいのはどれか。 

(1)

水に砂糖を溶かすと、沸点は100℃より低くなる。 

(2)

外気圧を高くすると、液体の沸点は低くなる。 

(3)

沸騰は、その液体の蒸気圧と外気圧が等しくなった時に起こる。 

(4)

可燃性液体の沸点は、すべて100℃以下である。 

(5)

水の沸点は、外気圧に関係なく常に100℃である。

解答・解説

問題18 比重についての説明で、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

ガソリンが水に浮くのは、ガソリンが水に不溶で、かつ比重が1より小さいからである。 

(2)

第4類の危険物の蒸気比重は、一般に1より大きい。 

(3)

水の比重は、4℃のときが最も大きい。 

(4)

氷の比重は、1より大きい。 

(5)

物質の蒸気比重は、一般に分子量の大小で判断できる。

解答・解説

問題19 静電気に関する説明で、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

物質には静電気が蓄積すると発熱し、自然発火することがある。 

(2)

静電気は人体にも蓄積する。 

(3)

静電気は、一般に電気の不導体の摩擦等によって発生する。 

(4)

引火性液体が給油ホース内を流れるとき発生する静電気の量は、流速が早くなれば増える。 

(5)

静電気は、蓄積すると火花放電が起こることがある。

解答・解説

問題20 物理変化であるもののみの組み合わせとして、次のうち正しいのはどれか。
A  紙が燃えて灰になった。 
B  水を電気分解して、酸素と水素を得る。 
C  ガソリンが温度上昇とともに膨張する。 
D  鉄と硫黄を混ぜて加熱すると硫化鉄になる。 
バネをのばしたら伸び切りになった。

(1)

A、B、C

(2)

B、C

(3)

B、C、D

(4)

C、E

(5)

C、D、E

解答・解説

問題21 次の水溶液のうち、酸性で、かつ中性に最も近いものはどれか。 

(1)

pH=1.2の水溶液 

(2)

pH=3.5の水溶液 

(3)

pH=4.2の水溶液 

(4)

pH=6.5の水溶液 

(5)

pH=8.6の水溶液

解答・解説

問題22 燃焼の説明として、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

木炭やコークスなどの燃焼は、表面燃焼である。 

(2)

一般に酸素の供給が十分であれば完全燃焼する。 

(3)

気体の燃焼は、定常燃焼と非定常燃焼に分けることができる。 

(4)

ガソリンや灯油などの可燃性液体の燃焼は、液体そのものが燃えることで自己燃焼という。 

(5)

固体の燃焼は、表面燃焼、分解燃焼、蒸発燃焼に分けることができる。

解答・解説

問題23 次の文章の( )内のAおよびBに当てはまる語句の組み合わせとして正しいのはどれか。 
「可燃性液体は、その蒸気が空気とある濃度の範囲内に混合している場合にのみ燃焼す る。この濃度範囲を( A )という。また、この( A )の下限の濃度の蒸気を発生するときの 液体の液温を( B )といい、その濃度になると、炎や火花を近づけると燃焼する。」
A 

(1)

燃焼範囲  発火点 

(2)

燃焼範囲  引火点 

(3)

燃焼温度  燃焼点 

(4)

燃焼上限界  発火点 

(5)

燃焼下限界 引火点

解答・解説

問題24 第4類の危険物の火災に最も多く用いられる消火方法は、次のうちどれか。 

(1)

燃焼熱を除去する方法。 

(2)

可燃性液体を分解、分離する方法。 

(3)

空気と接触を遮断する方法。 

(4)

冷却することにより、可燃性液体の液温を引火点未満に下げる方法。 

(5)

可燃性液体から発生する可燃性蒸気を除去する方法。

解答・解説

問題25 消火剤について、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

一臭化三ふっ化エタン消火剤は、化学的抑制作用による消火効果が大きい。

(2)

 水は、気化熱と比熱がともに大きいため、冷却効果が大きい。 

(3)

りん酸塩類を主成分とする消火粉末は、電気火災、普通火災そして油火災にも適応する。 

(4)

液化二酸化炭素を主成分とする二酸化炭素消火剤は、空気より重いので窒息効果が大きい。 

(5)

強化液は、炭酸カリウムを主成分とする消火剤だが、棒状にして放射しても普通火災以外、 油火災にも効果がある。

解答・解説

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
問題26 第一類から第六類の危険物について、正しいものはどれか。 。

(1)

1気圧、20℃で引火するものは、すべて危険物である。 

(2)

すべての危険物に引火点がある。 

(3)

すべて燃焼する。 

(4)

すべての危険物が、炭素、酸素、水素を含有している。 

(5)

1気圧、20℃で固体又は液体である

解答・解説

問題27 第4類の危険物の一般的な性状について、次のうち誤っているものはどれか。 

(1)

液体の比重は1より小さいものが多い。 

(2)

引火性の液体である。 

(3)

静電気の火花により引火するものがある。 

(4)

燃焼範囲があり、その下限値に達したときの液温が低いものほど危険性が小さい。

(5)

常温(20℃)においてほとんどのものが液状である。

解答・解説

問題28 一般の泡消火剤を使用すると泡が消えるので、消火の際、水溶性液体用の特別な泡を使用し なければならない危険物は、次のうちどれか。 

(1)

エタノール 

(2)

ガソリン 

(3)

軽油 

(4)

二硫化炭素 

(5)

重油

解答・解説

問題29 比重が1以上のもののみを掲げた危険物の組み合わせは、次のうちどれか。

(1)

ガソリン 氷酢酸  重油 

(2)

ガソリン 重油  二硫化炭素

(3)

氷酢酸  トルエン  灯油 

(4)

グリセリン  氷酢酸  二硫化炭素 

(5)

クレオソート油 灯油 二硫化炭素

解答・解説

問題30 二硫化炭素は水没貯蔵しなければならないが、その理由として最も適当なものはどれか。 

(1)

不純物の混入を防ぐため。 

(2)

水と反応して安定な物質となるため。 

(3)

直射日光を避けるため。 

(4)

可燃性蒸気の発生を防ぐため。 

(5)

火気との接触を避けるため。

解答・解説

問題31 ガソリンの性質について、次のうち正しいものはどれか。 

(1)

自然発火しやすい。 

(2)

発火点は二硫化炭素より低い。 

(3)

水より軽く、蒸気は空気より軽い。 

(4)

燃焼範囲はジエチルエーテルより広い。 

(5)

自動車ガソリンは、オレンジ色に着色されている。

解答・解説

問題32 灯油の性状として、次のうち誤っているものはどれか。 

(1)

引火点は40℃以上で、常温(20℃)では引火しにくい。 

(2)

比重は1より小さく、水に溶けない。 

(3)

ガソリンに注いでも混合しないため、やがて分離する。 

(4)

蒸気比重は、空気より大きい。 

(5)

布などの繊維製品などにしみ込んだ状態では、火がつきやすい。

解答・解説

問題33 ベンゼンとトルエンについて、次のうち誤っているのはどれか。 

(1)

1気圧、0℃ではともに液体である。 

(2)

液比重は、ともに1より小さい。 

(3)

引火点は、ベンゼンの方が低い。 

(4)

蒸気比重は、ともに空気より重い。 

(5)

水には溶けないが、アルコールなどにはよく溶ける。

解答・解説

問題34 次の危険物のうち、引火点が最も低く、かつ燃焼範囲が広いものはどれか。 

(1)

ギアー油 

(2)

ベンゼン 

(3)

アセトアルデヒド 

(4)

エチルアルコール 

(5)

アセトン

解答・解説

問題35 メタノールとエタノールの性状について、次のうち誤っているものはどれか。 

(1)

蒸気比重は1より大きい。 

(2)

引火点は常温(20℃)以上である。 

(3)

水よりも、沸点および凝固点が低い。 

(4)

燃焼しても炎の色が淡いため認識しにくい。 

(5)

無水クロム酸と接触すると、激しく反応し発火することがある。

解答・解説

 
例題集 NO5 解答・解説

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